ドクター・ストレッチ

Dr.ストレッチ
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最近、ここに通っている。
街でポスターを見かけたことがあると思うけど、
かっこいいスポーツウェアに身を包んだお兄さんお姉さんが、ぐぐーっときつめのストレッチをかけてくれるお店です。

これがいいです。すごくいい。いやもうほんとにおすすめです。
今期、私のおこづかいはぜんぶここに落とそうかという勢い。

かねてより、ポスターだけは見知っていたけ私。
イタ気持ちよさそうね〜でもきっと、フットサルとかジョギングとかサイクリングが趣味の
筋肉燃焼系な若者が行くお店なんだわ！と思ってました。

しかし、去年の秋、たまたま読んだ「東洋経済」に出た記事を読んで、
「こ、これじゃーー！万年運動不足で、運動する気もないけど、
年齢上も健康上もいよいよ運動しなければ、成人病まっしぐらな自分が行くべきマッサージは、
これじゃ〜」と知ったのです。

何を隠そう、ここの客層の中心は中高年なのです。ご存知でしたか、そうですか。

お店のスタッフによると、私がイメージしていたスポーツ選手用のストレッチはまた別世界で、
Dr.ストレッチは、ふだん運動不足で体調不良を抱えた人がメインターゲットのようでございます。

実際、ガラス張りの開放的な店内で、ドSなストレッチにうーうー呻いているのは、
毎回、みーんな中高年です。

一度だけ、「フットサル帰りで」と爽やかに会話している若者を見かけましたが、
今思えばスタッフ同士だったのかもしれません。

基本は（自分も含め）オーバー40、体型も運動とは無縁そうな方ばかりです。

正直にお伝えしますと、施術は、基本的にとんでもなく痛いです。特に初回は死。

超さわやかなスポーツマンの若いスタッフが、ポスターと完全に一致した満面の笑みで
「からだの可動域を広げましょう」と、グイグイグイグイ押してきます。

たぶんあれはですね、自分たちが普通に伸ばせる範囲と同じぐらい伸ばすことを目指してるに違いないです。
（社員は、ほとんどがスポーツ経験者だそうです）

それはもちろん理想であり夢物語であり絵に描いた餅であり、
実際の私の関節はその半分も伸びやしないんだけど、あくまで目標にはし続けてくれているのです。

ぐいぐい押して、限界ギリギリまで来たら、そこからの静止カウントは10秒間です。
究極に痛い10秒間。非常に長く、永遠の時のように感じます。

しかし、その鬼ストレッチ60分に耐えると、ほわーーっと軽く、ホカホカ温かい自分の体に出会えます。むくみさっぱり、感動の嵐、滂沱の涙です。

私の場合、その後一週間〜4日ぐらいは体が軽くて、階段の上り下りなども快調になりました。

デスクワーク続きで体が重いな、最近マッサージもあまり効かないな、とお悩みの方に非常におすすめです。ぜひ一度行ってみてください。