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アラフィフのつれづれ

自転車に乗れた(パレスサイクリング)

息子6歳8か月にして、自転車に乗れるようになりました。これまで私もアニも、自身が乗れたのは小学三年生のだったので、遅いという感覚はあまりなく、なんだか東京の子はみんな早いねぇ...って遠巻きでした。
あと、あんまり早々に乗れるようになっても、ぎゃくに危ないんじゃないの?と懸念もあり。じっさい、これまで、駅もスーパーも図書館も徒歩圏で、家の周りは細い道を車と人がいっぺんに往来する危険な道ばかり、ちょっと出ると幹線道路と、本人も親にも正直、乗りたい、乗せたいというニーズがなかったわけです。

それが引っ越し先は、公園もスーパーも徒歩ではつらい、自転車でちょうどの距離。歩道は、車道とがっちり区切られ、結構広め。自転車は車道も歩道もわりと安全に往来できそうな状況です。

引っ越ししてしばらくは、コマ付で、がろんがろん出かけていましたが、正直、音がうるさいし、のろい。段差などはむしろコマ付のほうが危なっかしい。これは乗れないと面倒だねぇ、という事態になり、ヨシ補助輪外そう!という展開になりました。

手始めに、これまた昭和の自転車屋さんに出向き、家の工具ではびくともしなかった留め具を動かし、補助輪を外してもらいました。「このタイプは、一度外したら、付けられないですからね」という言葉に、もう後戻りができないことを知らされます。

地元の公園で少し練習するも、背の高いアニはたちまち腰が痛くなり、ギブアップ。
補助輪はもう戻せない。自転車に乗れないとどこにも行けない、という悲劇になり、息子は「ちゃんと練習して乗れるようになりたい!今すぐ!!」と激しく主張し始めました。

そこで、息子が生まれたときから「大きくなったら絶対来てね」と6年間待っててくれたパレスサイクリングの(も)さんのもとへ行くことに。前の日にお電話すると、ちょうど来られる日でラッキー!

晴天の日曜朝、母子で東京駅までやってきました。アニは鬼のいぬ間に掃除したいということで、留守番でした。二重橋駅まで丸の内をお散歩気分で到着すると、すでに受付には長蛇の列。

(も)さんにご挨拶して、息子を託します。親は遠〜〜くに離れてみているように、と言われました(=どうしても脇からギャアギャア言ってしまって邪魔だから)。
そして、手取り足取り教えてもらい、お昼前にはスイスイ乗れるようになりました。

流れとしては、まず、ペダルを外して、蹴って進む練習をします(ストライダー状態ですね)。それで、両足を離したまま20秒以上進めるようになったら、ペダルを片方つけます。

それで、蹴っては漕ぐ、蹴っては漕ぐをマスターできたら、もう片方のペダルをつけます。まっすぐ進めるようになったら、最後に、指導員さんと一帯を一周り走って、合格が出たら修了証をもらいます。

参加者は小学生が中心ですが、老若男女、いました。自転車って私たちもそうですが、使うニーズがないと結構乗らないまま大人になる人もいるんですよね。

後日伺った話によると、パレスサイクリングの自転車教室は、そのノウハウに定評があり、全国からお客さんが来るそうで、先日も遠く四国から親子で習いに来られたりしているそうです。

そんな素敵な教室の受講はなんと無料〜〜!不定期ですが日曜日に二重橋付近でやっています。皇居の桜も満開で最高でした。あ、自販機が近くにないので、水筒持参か駅で買ってから行ってくださいね。