Salt-n-sugar

アラフィフのつれづれ

2歳4ヶ月

若い男に枕元で「そろそろ起きようよ」と誘われる朝。
いいもんですなぁ。おかげでパチッと目が覚めます。もちろん2歳の息子のことですけど。ねぼすけな母は、起きるだけで「ワーイ」と小躍りしてもらえるのです。ありがたいことです。
そんな機嫌のいい朝でも、大変なことが。
ただいま息子は「着替えイヤ」ブーム真っ只中。彼の望みは、裸。裸族です。まずオムツを外すのを嫌がり、外すと新たにつけるのを嫌がり、なんとかつけると今度はそのまま家中ドタバタ走り回って、着替えを拒みます。
無理やり着せようとしても、腕力と涙で抵抗。
「熱いの!」というくせにくしゃみするので信用ならず。
まあ、(あ)さんから「薄着=健康」説も伺ってるので、時間のゆるす限り裸族を野放しにしています。
出かける時間が近づくと暖房を止め、時には窓も開け「寒いから着ようね」と誘導しています。
とはいえ、親の言うことに従うというルールも少しずつ理解してる様子で、
彼なりの納得がいくと「あーい、わかりんした」と妙な江戸っ子?口調で応じてくれます。
「わかりんした」は今我が家の流行語です。
それと、アニと似てるのは「手続きが重要」ということ。私は何でも「お腹に入れば皆おなじ」的発想をしますが、
彼の場合たとえば好物のみかんを食べるとき、彼に皮をむいてホイと渡しても、
「お皿、ちょうだいな」と要求されます。
そんなとき、「お皿なくてもいいでしょ」とホールのみかんを半分に割って渡そうもんなら、
烈火の如く怒り、泣き、抗議とばかりに「もういらないっ」とみかんを床に放りつけるのです。
つまり、これは

  1. お皿に乗っけて
  2. 「わーみかんだ、ママ食べないの?」と聞く
  3. 「いらないよ(息子)ちゃんどうぞ」に「へーほんと」と意外そうな顔をし
  4. 「いただきます」と手を合わせ
  5. ホール状態のみかんに指をつっこみ、「みかんだよ〜」としばし遊び
  6. 丁寧に一房一房に分けた後
  7. モゴモゴと食す

という美しくも幸せな手続き(段取り?)を一切無視した母の非道・暴挙にほかならないわけです。(まあ、食べ物を投げ捨てたことはいけないことですが)
他にも、一皿のなかに複数のおかずを載せるのはNGだったり(ランチプレートで区分されてるのはOK。みかんの皿にむいた皮を置くのはNG)、絵本の中表紙を読まずに飛ばすのもNG、となかなか几帳面なところを見せています。母にはまったく欠損した特質なので大事にしてやらねばと思ってます。