Salt-n-sugar

アラフィフのつれづれ

平野啓一郎まつり

「決壊」広島にて読了。「葬送」は下巻をなかなか読む時間取れず。あと2センチくらいある・・・。それでも、断然「葬送」が好みです。「決壊」は読後相当疲れました。広島の義母上には「こんなの読んでるからブツブツ」とアニがあらぬ誤解を受ける始末(笑)。一応脳内で、主人公のインテリ公務員は福山さん、思いつめ義妹に紺野まひるさんをイメージしておいたのですが・・・。ドラマ化はしないでほしいです。あまりにも哀しいし、それが世情と一致してるのも辛すぎるから。
「葬送」も病弱な二人の主人公(ショパンドラクロワ)の様子が気の毒なのですが、結局、私は同じ長編でも、ラストは見えてるけど過程をいろんな角度から丹念に描写して構築するようなのが好きで、突拍子もないことがどんどん起きる。予想外のラスト!ってタイプは実はあんまり好きじゃないのかもしれないなと思いました。もっと単純に言うなら、「村上春樹はさほど好きじゃない、時代物のほうが好き」なひとです。ミーハーだからどっちも読むんだけど。

決壊 上巻

決壊 上巻

決壊 下巻

決壊 下巻

葬送〈第1部〉

葬送〈第1部〉

葬送〈第2部〉

葬送〈第2部〉