Salt-n-sugar

アラフィフのつれづれ

完結?

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット
そういえば、マリアとサラの話は、大昔に聞いたことがあるようだ。カトリックの日曜学校で、友達から教わったような気?がするのだけど、本書のなかで、死海文書など発掘文献ブームが80年代に起こったと記述があるので、そのへんからの聞きかじりの記憶かもしれない。
その後、自分は仏教校に進学し、法事は神道という、よくありがちな神仏混合状態を迎え、幼い頃にすいすいとともに暗誦してきた「食前の祈り」も、すっかり「いただきます!」に取って変わった。
本書の終盤で、陰謀論の醍醐味は、断片が散りばめられていながら、決定的な証拠を欠き、諸説紛々盛り上がり続ける状況にこそあるってあったけど、そういう面からいえば、日本人は客観的にいろんな宗教に触れられる国として、こういったミステリーを気軽な好奇心で楽しめていい。こういう作品に対して絶版!上映禁止!とか常に騒ぐ団体があるけど、熱くなるなよ・・と思っちゃう。