満月

冬の月はほんとうにきれい。さっき外に出たらちょうど天頂の位置に澄み切った満月が煌々と輝いていた。大昔、学校の宿題で、一晩の月の動きを観察したことがあった。つまり、学校公認の徹夜指令で（今じゃ考えられないのかな。子供だけで夜中に出歩くわけだし）、大親友だった朝香ちゃんと二人、画板を抱えて、夜の野原へ出かけたのだった。
何年生のときだったのかも、冬だったのか夏だったのかも定かでないけど、夜中起きているというイベントにかなりワクワクして出かけたにもかかわらず、寒くて眠くて相当ツラかったこと、そして、夜空の月は本当にきれいで見飽きることはなかった、という記憶だけがぼんやりと残ってる。
今は子供だけで夜中出かけるなんてもってのほか！！だけどもし、親がすぐ近くに一緒に居られるなら、「夜空の星や月の動きを一晩中見せてあげる」ということは非常に素敵なイベントだと思います。