Salt-n-sugar

アラフィフのつれづれ

また小さい子が殺されてしまった

広島の小学生殺害の犯人が捕まった矢先、栃木でも同じ小1の子が殺されるという悲劇が起きて、ニュースは連日大騒ぎだ。アメリカでは子供を一人にさせてはいけない(たとえ通学中や帰宅後、休日でも)ということでいろいろな制度(スクールバス、アフタースクール、学校に警備員配置、ベビーシッター等)が整っている、と教えてもらい、日本もそこまでしないといけない時代が来たんだなと思った。
そういう対策が必要と言われつつも、ボランティアに頼っていたり、広島・栃木ともに普段はしていた集団登下校が臨時のスケジュールには対応しきれず、結局、犯罪防止策として機能できてなかったりする。
特に、広島の直後の栃木は、もうちょっとなんとかならなかったの?と思えてしょうがなかった。近所中の大人が口を揃えて「あそこは昼間でも暗い、怖い、人気がない」というような場所を幼い子一人で歩かせる状況を、意地でも作っちゃいけなかった。「広島は対岸の火事」と思わず、学校と親両方が「うちの子達も送り迎えをきちんと見てやらないと」と真剣に対処しておけば、子供自身にも「絶対一人きりになっちゃだめよ」と警戒心を持たせていれば、大人と大人で責任を持って橋渡しをするような気概でいれば、きっと防げたんじゃないかと思う。あんな、日本中をあざ笑うような、見せしめのようなタイミングで行われた犯罪が心の底から憎い。
変な奴はいる。確かに世界中にうようよしてるし、野放しにさせてしまう環境ができてしまってる。子供だけで安心して歩ける場所はもうどこにもないと認めなくちゃいけない。せっかく生まれ育まれた小さい生命を欲望のために無残に絶つっちゅうことがどれだけ人として酷いかは、犯人にはきっと一生通じない。人を殺すのは人だけど、あいつらは同じ人間じゃないんだ。真剣に、そして、徹底的に悪魔の手からガードするしか方法はないのだと思った。