Salt-n-sugar

アラフィフのつれづれ

駆け込み女と駆け出し男

今冬のプライム映画祭りでは、時代劇がよかったです。

上戸彩の「武士の献立」を二度目鑑賞。上戸さん高良さんともに容姿・所作・演技どれも美しく。夏川結衣余貴美子あたりのバランスも良く。あと料理の鉄人的な調理エンタメシーンもほれぼれします。金沢万歳!

武士の献立

武士の献立

 

 瑛太と阿辺サダヲの「殿、利息でござる!」は、受験生の息子にも見せたくて、結局三度鑑賞。タイトルやらビジュアルやら、一見コメディ風味が強いんだけど、実は、しっかりと史実に基づいた骨太なストーリーがありまして。その逸話を世に出すために作られた作品でもあるのです。感動します。キャスト秀逸で豪華です。竹内結子は可愛いし、西村雅彦の使い方なんて、マジ完璧ですから。原作の磯田先生がカメオ出演なのも楽しい。名もなき村人もみな、味があります。 

殿、利息でござる!

殿、利息でござる!

 

 

最後に大泉洋の「駆け込み女と駆け出し男」です。こちらも江戸時代~に実在した離縁請負の寺という史実をもとにしたストーリー。戸田さん満島さんが花を添えます。

駆込み女と駆出し男

駆込み女と駆出し男

 

 細かい設定を理解したくて、 原作「東慶寺花だより」も読みました。 読後、再度鑑賞。井上ひさし、初読だったかな。彼のwikiは読まず、先入観なしに読むことをおすすめします。映画を見る前に読むもおすすめ。

東慶寺花だより (文春文庫)

東慶寺花だより (文春文庫)

 

謎なのは、 源兵衛さんのキャスティング。いや、素晴らしくよいんですけど、原作にはまるでない設定なので、なぜに?と思いました。あと、キムラ緑子を、舞台女優から、TVや映画界に引っ張りだしてくれた人は、どなたか存じませんが、ほんとによくぞやってくれたと、今更ながら感謝です。あとは、武田真治がよかったです。あの無駄にハンサムな筋肉体操の人は、現代社会の設定だと、いろいろ浮くんだけど、時代劇ならしっくりくるんだなと。口上のなんと滑らかなこと。ほかには、自分の無知にあきれますけど、法秀尼役の陽月 華(ひづき はな)さん。他のブログでも褒められてましたけど、私もすっごく素敵な女優さんだな~と思いました。これから大河ドラマなどでのご活躍を期待します。